北陸新幹線で敦賀駅までやって来た続きです。
敦賀駅の西口に来ました。これだけの大雪と言う事もあり、駅前は人が少なく閑散としていました。
大雪だったので、駅から余り歩きたくはなく、駅近くの「魚とごはん ますよね 敦賀駅前」で食事する事にしました。お値段は結構お高めになっていますが、美味しそうな海鮮料理ばかりなので、ここは奮発して行くしかないですね。
注文したのは「かにまぶし(3300円)」です。このまま食べても、出汁で食べても良しで色々な食べ方が紹介されていました。説明を見ながら美味しく食事しました。普段なら絶対に手を出さない価格帯ですが、折角の旅行中なので、ここは奮発して良かったなと感じました。
食事後は在来線で福井駅に行きます。東京なら少しの雪、若しくは雪の天気予報だけで電車が止まる事がありますが、こちらでは当たり前のように運行してくれているので有難いですね。地元の人は当たり前なのかもしれませんが、、。
福井駅に向けて出発です。敦賀駅始発だったので、座席に座る事が出来ました。2両編成の車両には多くのお客さんがいて、立っている人もいるくらいの状況でした。
最初の停車駅は南今庄駅です。敦賀駅から暫くしたら山岳地帯に入りトンネル区間が多くなりました。この駅に到着する前には、人の気配がない山の雪景色になり、敦賀駅から一駅移動するだけで、こうも景色が一変するのかという感じです。電化方式も敦賀駅で電化から交流電化に変わるようなので、普通電車が敦賀駅で折り返すんですね。
南今庄駅を出発しても暫くは、雪景色が続いていました。強く吹雪いてますが、電車が普通に動いてくれているのが東京から来た人間にとっては凄いなと感じます。地元の人は当たり前だと思うのかもしれませんが、JR西日本の方の努力に感謝するべきだと思います。
今庄駅、湯尾駅、南条駅と停車していきます。少しずつ山から離れて住宅街になっていく様子を感じましたが、それでもこの辺りは雪が多く積もっていました。以前の名残でホームはとても長いのですが、駅の維持管理も大変そうです。
途中では北陸新幹線と交差する箇所もありました。北陸新幹線はこの辺りの町の需要を拾うわけではないので、直線的に線路が作られています。在来線とは全然違う所を走行しているので、新幹線の線路を見たのは、結果的にはこの辺りのみでした。
続いて王子保駅に到着です。雪が多く残っていますが、お客さんが利用する箇所は綺麗に雪かきされています。駅の維持管理にご苦労様と言いたいです。毎日本当に大変だと思います。見えないところで対応してくれている事を、いくら乗客だからといって当たり前に思うのは、少し違うと思っていて、安全に駅を利用出来るようにしてくれている事に、感謝の気持ちを持ちたいものです。
途中では日野川を渡りました。私には充分寒かったので、凍っているのかと思って見てましたが、川の水は流れているようでした。私が寒さに弱いと言う感じでしょうか、、。
武生駅に到着です。敦賀駅から余り乗り降りはなかったのですが、この駅で漸く多くのお客さんの乗り降りがありました。
北陸新幹線に越前たけふ駅が有りますが、かなり離れているようです。在来線は町中に駅がありますが、新幹線駅は町の外れにあるようです。武生駅は以前には特急が停車する駅だと思われますが、今は普通電車のみで、新幹線は町の外れに駅があるので、どう思っているのでしょうかね。使い勝手がかなり悪くなっていると思いますが、新幹線が出来て全ての方に恩恵があるようになるのは、現実的に難しいので、致し方ないのでしょうかね、、。
続いての停車駅は鯖江駅です。鯖江駅と言えば、やはりメガネですよね。この駅でも乗り降りするお客さんが多かったです。西日本エリアに来るとホームのベンチの向きが東日本エリアとは異なり、線路に向かないようになっています。大都市で飲み屋さんが駅前に多くあるような駅なら、分からないでもないのですが、鯖江駅はむしろベッドタウンと言う印象で、例えば福井市内から帰宅する人が多いような気がします。駅の性格によっては線路向きで座れる椅子を増やすほうが良いような気がするのですが、東日本エリアで育ったのでそう思うのでしょうか。
鯖江駅の次は北鯖江駅です。武生駅、鯖江駅と人口が多いエリアが続いていましたが、この辺りに来るとまた山が近くなって来た印象がしました。駅の周りも鯖江駅とは全く違う感じでした。
北鯖江駅を出ると暫くは北陸自動車道と並行するように進みます。この辺りでも敦賀駅を出て暫くした時と同じような山が近い景色となっていました。この区間は雪がパラパラと言う感じでしたが、吹雪いているエリアがあるにも関わらず、北陸自動車道は通常通りに走行出来るようでした。雪国の方は当たり前かもしれませんが、東京なら少しの雪で道路がパニックになるので、私含めて軟弱なのかもしれませんね。
続いての停車駅は、大土呂駅です。駅周辺が再び住宅街になったなと思って調べてみると、どうやらこの駅から福井市内に入ったようです。
そして最後の停車駅が、越前花堂駅です。振り仮名が無いと「はなんどう」とは読めませんでした。「花堂」は町の名前のようです。この駅ではJR越美北線の起点となる駅ですが、実際の運行としては、福井駅発着となっています。福井駅に到着後はJR越美北線に乗車して、九頭竜湖駅までの単純往復して完乗しようと思っていますが、先程の通り福井駅が発着なので、一旦はこのまま乗車して福井駅まで行きます。ここで降りても時間を潰せる場所があるかどうかは分からないのもあります。
そして終点の福井駅に到着です。昔は在来線特急が頻繁に走行していた名残で、福井駅に限らずですがホームが凄く長いのですが、今はその中央部分のみを使って2両編成の車両が停車しています。折り返しの敦賀駅行きの電車となるようです。
福井駅に来たのは初めてではなく、以前は小松空港からバスで来たり、一旦バスで小松駅まで行ってから電車で来たりと経験があるのですが、その時は新幹線がまだ無い時代だったので、久しぶりとなりました。
今回乗車した区間ですが、所々で山深い景色があり、同じ福井県内でも平坦な所をずっと進むと言う訳ではない路線です。そして吹雪いていても当たり前のように定時通りに運行してくれていて、雪国の逞しさを感じました。
敦賀駅から福井駅まで、乗車した車両は2両編成と言う事もありますが、車内はとても混雑していました。どのくらいの需要があるのかなと思っていたのですが、失礼ながら思ったより地元客が多く乗車していました。沿線住民と共に末長くハピラインふくい線は発展していって欲しいです。
この後は少し時間があるので、福井駅前で喫茶店かどこかで時間を潰してから、越美北線に乗車しようと思ったのですが、なんと乗車したい列車が運休との事でした。敦賀駅から福井駅まで雪が降っていても当たり前のような感じで動いていたので、まさかまさかの展開です。越美北線の終点・九頭竜湖駅方面に行くと、地理的には山の方へ行く形になるので、事由にあるように雪が半端ないのでしょうね。
敦賀駅前とは異なり、福井駅前は雪が止んでいました。この後予定していた事が出来なくなったので、駅ナカで少し考えてから急遽違う観光をする事になりましたが、この後の様子は次回で。
ここまでの様子は動画にしていますので、合わせてご覧下さい。