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(乗車記)三陸鉄道 盛駅 → 釜石駅

三陸鉄道の釜石駅から盛駅まで来た続きです。今回はこの日の宿泊先である釜石駅までの戻りの様子をブログしようと思います。

大船渡線のBRTが盛駅に到着してそれと入れ替わりで「入線」して来ました。普通の路線バスですがこれから乗車する折り返しの三陸鉄道には線路があってホームを挟んで線路がなくバスが走行すると言う何だか少し不思議な感じです。この時のお客さんはバスで賄えるくらいのお客さんでした。今回このBRTで盛駅まで来て釜石を目指すルートも考えたのですがそれまでの乗り継ぎが良くなく断念しました。実際にBRTを見ているといつか乗車してどんな感じなのか経験して見たくもなります。普通の路線バスだとは思うのですがw、、。

BRTのバスは先に出発してしまいましたがこちらの三陸鉄道も盛駅を出発です。来た電車に折り返し乗車します。

暫くはBRTと並行して走りそして三陸鉄道は左に折れ、BRTは右に進む形でお別れとなります。先を見ていると信号があったのでホームに入線する時は専用線っぽい感じになってますがそれ以降は本当に普通のバスと同じような感じなのでしょうか?いずれにしても気になりました。

盛駅付近は太平洋から奥まった場所に有るので遠くにも陸地が見えますがその手前の右方向に海が繋がってます。太平洋側から見ると陸が入り組んでいるので、ここまでの入り口が狭い感じになっているようです。

その後直ぐにトンネルに入りました。行きに乗車した時にトンネルの多さを学習したので「もうそろそろトンネルかな」と雰囲気的に分かって来る気がしました。

トンネルを抜けて暫く進むと陸前赤崎駅に到着です。この辺りも高い箇所に家が多くあったりしていて色々とあったのかなと察しが付きます。

暫くすると家が密集しているエリアもありました。周りが高い山で囲まれているように見えたので影響が他より少ないエリアなのでしょうか?家の密集度が明らかに他とは違う感じです。

人が少なかったのとワンマン列車と言う事もあり列車の後ろから景色を見て見ました。線路が新しいように見えましたのでこの辺りは影響を受けたと言うよりは震災後に新たにこの場所に線路を敷いたのかなと思いましたが実際は如何に、、。

そして綾里駅に到着です。ここも線路の左右で枕木は特に違いが分かり易いですね。この辺りは奥まった所にあるのでこの辺りが直接影響を受けたと言うよりは何らかの理由で作り直したと言う感じなのでしょうか?

そして綾里駅を出発です。「りょうり」と言うフォントが昔っぽくて雰囲気が出ていると感じました。

それから暫くは少し高台の場所を走行します。この辺りは元々の場所なのかな、、、と思いながら流れる景色を見てました。

車両にはトイレもありました。この列車のように久慈駅まで行くとなると長いですからね。1両なので後ろから見るとこれで全てです。景色等を気にしているのは私くらいなもので他の方は地元っぽい方で景色等は見飽きているのか関心無さそうでした。

行きには気が付きませんでしたがこのような案内を見ました。やはりこれは震災後に作られて掲示されているのでしょうか?以前からあったのかどうかは分かりませんがあれだけの災害を経験した後ですと重要度を実感します。日本に住んでいる限り地震や津波の被害はどこに住んでも完全には逃れる事が出来ないと思うので無理なく出来る事はしておきたいものです。

そして次の恋し浜駅に到着です。

行きと同様に今回もこの駅で数分間停車しました。片面で列車が入れ違う訳でも無いのでなぜこの駅で停車するのか不思議な感じです。

行きと同様にホームから海の景色を見て佇んでました。この辺りも太平洋から奥まった場所にあり前方に海を隔てて陸が見えてますが恐らく右側が太平洋に繋がるような東方向なのかなと思われます。

そして時間になり恋し浜駅を出発すると直ぐにトンネル区間に入ります。この辺りもトンネルが大小含め多かったです。

トンネルを出ると海の近くになり暫くすると甫嶺駅に到着です。盛駅を出発してからここまで新たに乗車してくるお客さんはいませんでした。

そして甫嶺駅を出発してトンネル区間に入りトンネルから出ると再び海の近くを走行するようになりました。この辺りは海の向こう側まで見える景色となってました。リアス式海岸で線路を通すことが難しいのでトンネルを通して見える海の景色は奥まった場所の景色だったり遠くまで開ける景色だったりと言う形になるようです。見える景色が違うことからも海岸線が入り組んでいるのかなと容易に思う事が出来ます。

そして三陸駅に到着です。この辺りは家が比較的多くあるなと思っていたら乗車していたお客さんの一人が降りて行きました。この辺りで気が付きましたが釜石は別としてそれ以外の区間では商業施設を列車から見る事がなかったなと。勿論津波の影響でもう少し高い所にお店があるのかも知れませんがどの辺りまで買い物に行っているのか気になりました。

そして三陸駅を出発です。駅舎が比較的大きく見えましたが駅以外で何か役割があるのでしょうかね?

素直に良い景色を見て喜んで良いのかどうかは分からず複雑な気分にもなりましたが、この辺りの景色はとても良かったです。勿論更地になっている箇所が多いので大変だったのかなとは容易に思いましたが、、。

そして吉浜駅に到着です。この駅も直ぐに出発しました。

吉浜駅を過ぎて暫くすると行きと同様に吉浜湾を望む壮大な景色の所で速度を落としてゆっくり景色を見させてくれました。とは言っても真剣に見ていたのは私だけだったかもw、、。穏やかな波の様子でこのように全体を見る事が出来ると改めて陸が入り組んでいるのがよくわかります。なかなかこのような海岸線は無いですよね。

そして唐丹駅に到着です。ここで反対の列車と行き違いがありました。釜石から盛に行った時には入れ違いが無かったので帰りもそうなのかなと思ってましたが意外でした。

どちらの列車も出発です。なぜか反対側は2両編成でしたが2両目は開放してないのか単にお客さんがいなかったのかは分かりませんが、ホームの停車位置から想像すると回送で列車を何らかの理由でつなげていたのかなと言う感じでした。

この辺りはまたリアス式海岸で太平洋から少し奥まった箇所のようです。トンネルが多くてトンネルを抜けると急に見える景色が違っていたのもこの辺りの海岸線だからなのかなと。

そして平田駅に到着です。釜石に近いことも関係しているのか家が多いエリアです。

平田駅を出発すると次は目的地の釜石駅です。

平田駅を出発して直ぐに遠くに観音堂がある事に気が付きました。行きは後ろ側になるので全く気が付かなかったのですが遠くから見ても大きいので実際に近くから見たら相当巨大な感じに思えます。とても駅から歩ける距離では無さそうに見えたのでこの辺りを車で観光する機会があれば是非私の代わりに寄って頂きたいです。

この辺りは家や車も多いですが商業施設もあって普通に町中のエリアです。

釜石駅へ行く途中にもトンネルはあります。振り返って見ると駅間でトンネルが無かった区間は無かったのではと思います。

トンネルを抜けて暫くすると釜石のイオンが見えました。釜石駅まではもう直ぐです。

釜石駅に到着直前には本日宿泊するホテルが見えました。場所が分かったのでGoogle先生に頼らなくても辿り着けそうですw。

と言う感じで無事に釜石駅に戻って来ました。駅名を見るとJRっぽい感じがしましたがお隣の駅名を見ると三陸鉄道で間違いありません。乗車した列車は久慈駅までこの先向かいます。釜石駅から乗車のお客さんも数名いましたが混雑と言うところまでは無い状況のようでした。そして運転手さんも交代されてました。

釜石駅と盛駅間ですがトンネルが事前の予想よりかなり多くて戸惑いましたが合間合間で見える景色はとても良かったです。その一方で更地の様子を見ると素直に景色を見ながら楽しんで良いのかどうかも困惑したのも事実です。色々とやはり想像して見てしまうので思う所も出て来てしまいました。純粋に景色や乗車する事を楽しめば良いのかとは思うのですが私の性格的な所もあるのかな、、。

この日はこれで列車の利用が最後なので駅から出ます。私が駅や列車の様子を撮影していて時間が掛かったせいか改札出るまで無人で少々怖かったですが駅員さんが出口でいたので切符渡して無事に出る事が出来ました。

この日は釜石駅から南側を乗車し終点の盛駅までを往復しました。三陸鉄道の北側は久慈駅ですがそこまではかなりあります。それだけ岩手県と言うか三陸海岸が長いと言う事なのかと思います。あれだけの災害があってもそれを乗り越えてこうして路線を維持して運営しているのは頭が下がります。

駅の外に出て来ると釜石は岩手県らしい肌寒い気候でした。駅舎内にはストーブがあって列車まで暖かくして待つ事は出来ます。しかしご覧の通り広くは無いので多くの人が駅舎内で待つと言うのは難しそうに見えましたがそのような状況があるのかどうか、、。

駅横にはラグビーの展示がされてました。小さい町に全国区のチームがあると地元の人は誇らしいでしょうね。

JR駅側に来ると広くて快適な待合室がありました。この時はまだJRの次の列車が1時間以上先な事もあり誰もいないシーンとした状況でした。これだけのスペースあれば安心ですね。

JR側の駅舎内の様子です。みどりの窓口もありました。JRも頑張って窓口を維持してくれてます。ここから仮に新幹線の切符を購入したとしても盛岡や新花巻まで行くのが大変そうです。釜石線の定期利用もどの程度あるのか想像付きません。しかしながら何とか頑張って維持して欲しいなと思いますしそのためにも地元の方は利用出来る時には利用して欲しいなと思いました。勿論三陸鉄道もですけどね。

JR駅の横には立派なホテルがありました。こちらは高かったので少し駅から歩くホテルへ予約したのですが目の前に製鉄所があるのでビジネス需要もありそうですね。でも駅前にはお店が無いので結局私が宿泊するホテルの方へ歩く事になりそうな気がしましたがこの先に何か店があるのかなぁ、、。コンビニは見えましたけど、、。

駅前は大きな製鉄所がありました。地元に経済的にも雇用的にもそして勿論ラグビーで勇気的にも色々な意味で貢献しているのかなと思われます。どこかにラグビーチームが練習する様子が見れる場所があるのでしょうか?加えて冬の時期は寒いと思うので製鉄所内に練習施設等があるのかとか色々と気になりました。

と言う事でこの後はホテルへ向かい釜石で一泊しますがその様子は次回で。

ここまでの様子は動画で纏めてますので宜しければご覧頂き、三陸鉄道の景色を見ながら何かを感じて頂ければなと思います。

 

 

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