宮崎県延岡市に滞在した続きです。
翌日も早起きして活動しましたが順次ブログ記載して行こうと思います。
ホテルをチェックアウトではなく一旦早朝に外出します。まだ6時前ですが何とか無事に早起きする事が出来ました。
延岡駅まで来ました。ホテルから歩いて数分で直ぐに到着です。レンタカーで今回観光してましたがこの為に駅近くのホテルを予約した理由です。6時前で流石にひっそりとしてましたね。駅ナカにファミリーマートはありますが営業してませんでした、、。
久しぶりに券売機で切符を購入しました。値段をチェックして切符を購入するっていう行為も東京に住んでいるとこんな時しかなくなりました。
乗車する電車は6時10分発の普通佐伯行きです。延岡と佐伯を結ぶ区間は特急は1時間に1本近く運行してますが普通電車は朝と夜の8時過ぎの2本です。その朝の電車をこれから乗車して目的の駅まで向かいます。
延岡駅で電車が来るまで待ちますが数人カメラを持った観光客がホームに居まして恐らく私と同じ目的と思われますw。同じ事を考えている人がいるかなと思って早起きして駅に来ましたがやはり居ましたw。
そして普通電車が来ました。4両編成の特急車両でした。但し先頭の4号車のみが利用出来て後ろの3両は利用出来ないようになってました。ニーズ踏まえるとそれでも全然余裕と言う事かと思います。
延岡駅を出発です。特急車両はやはり快適ですね!乗車券のみで利用出来るのはお得感満載です。見える範囲では事前に1人乗車していて延岡駅から私含めて3人の乗車でした。当日は休日でしたが平日だと違うのかな?
早朝の延岡市内を見ながら北上します。日が上がる前の景色は雰囲気良かったです。
車内の様子です。気を付けないといけないのはシートが快適なので寝ないようにしないといけません。私は敢えてリクライニングしないようにしました。寝過ごしたらもうアウトですからねw。皆さん思い思いに過ごされていて静かで快適な普通電車旅です。これだけ見るとやはり普通電車には見えません。
延岡駅の次は北延岡駅です。一駅来ただけですが駅前の景色は一変してました。この辺りも当然延岡市内ですが地方都市は少し中心から離れるとこのような感じになるのですね。
昨日利用した国道10号と時々並走して走ります。太陽も上がって来ました。この日も天気が良さそうで一安心です。
日向長井駅です。この駅も駅前には何もなく淡々と停まっては出発します。車掌さんはそれでも丁寧に安全確認や案内放送をされていまして早朝からご苦労様と思います。
どんどん山に近くなり家が極端に無くなります。既にこの辺りでは線路の左右はかなり険しいところに入って来ている感じでした。標高も徐々に上がって来ていると思われます。
続いて北川駅です。駅の周りも木々に覆われてくるようになりました。当然のようにこの駅からも乗車してくるお客さんは居ませんし車内のお客さんも降りる気配が全く有りません。
山に入って来ました。この辺りになると良くここに電化した線路を通しているなとさえ思えるような険しい箇所の連続です。
そして市棚駅に到着です。この駅までが宮崎県です。正に県境の駅って言える駅です。もうすっかり山の中と言う感じになってます。日豊本線ですがこの区間は単線です。しかし各駅で入れ違い出来るようになってます。早朝でしたのでそのようなシーンは無かったですが。この駅も当然のように乗り降りするお客さんは居ないので到着して直ぐに出発です。
たまに国道10号と並走しますがこれだけ整備された道があるとやはりお客さんは車に流れますね。早朝と言う事もあり余り車は走って無かったのでドライブも楽しそうな区間なのかも知れませんが夜は真っ暗で怖そうな気がします。
この辺りは特にトンネルが多かったです。具体的にどこから大分県に入ったのかは全く分かりませんでしたが、周りの景色が一段と険しい感じになって来ました。トンネルもこれだけ多くて険しい所を電化している線路を維持するのはかなり大変なのではと景色を楽しみつつ色々と考えてしまいます。
大分県に入って最初の駅が目的の駅です。私と同じように延岡駅から乗車した3人のお客さんは皆さんここで降りました。雰囲気的に同じだろうなと思ってたのですが予想通りでしたw。
乗車した電車を見送ります。
降り立ったのは大分県佐伯市にある宗太郎駅です。秘境駅として知る人ぞ知る感じの駅でして以前から私も知っては居ましたがどんな所なのか気になりつつ、なかなか東京から宮崎県に来る機会も無いので来れなかったのですが今回延岡市まで来たタイミングで早起きして見学しに来た次第です。
それにしてもホーム全体を見ると山の中にある秘境駅って感じが実際にします。
運賃箱はどんなタイミングでどこから職員が来て回収しているのか気になりました。
6時39分の佐伯行きでこの駅に来まして54分の延岡行きで戻るので滞在時間は15分です。
この後は夜の8時35分に佐伯行きの電車はありますが、延岡方面に行く電車は朝の6時54分の電車が始発であり最終電車となります。今まで色々な駅に行きましたが上り下り合わせて3本と言うのは私の中では最小の本数となる駅です。15分しかこの駅には入れませんが万が一逃すととんでもない事になってしまいますのでホーム周辺のみを見て回る事にしました。本当は駅から周辺を少し歩いて見てどんな所か見たい気がしましたが確実に電車に乗る事が最優先です。勿論この駅で忘れ物したらアウトですのでカバンもそうですが全部持ち歩いたままホーム見学です。
「駅前通り」と言うのは少々違う気がしますが、実際に駅を出てこの道しか有りません。少し先まで行って見たかったのですが仕方ありませんね。
反対側の帰りのホームに行く際には橋を渡るのですがそこからの眺めが上の写真です。周りは山で秘境感が満載です。
家はご覧のように少しありますが、人を見る事はありませんでした。生活されている方はいるのかと思いますが、衣食住で色々と大変なのかなと思いますが実際どうなのでしょうか。とても静かで人が近くにいない時にはマスクを外して深呼吸しました。とても気持ち良い朝でしたね。
そして始発であり最終の延岡行きの普通電車が来ました。まだ朝の7時前ですがこの後はこのホームに止まる電車が無いと言うのは改めて考えると凄いですw。帰りも特急車両です。この後の利用を考えると特急の方が本数多いので、普通電車の車両よりも前後を考えると都合が良いのでしょうね。
帰りも先頭の1号車のみ利用する事が出来て後ろの3両は閉じられてます。宗太郎駅で降りた私含めた3名は当然この電車に乗車します。
ローカル線にあるような整理券を取って降車駅で清算ではなく車掌さんが車内に来て直ぐに切符購入するパターンです。私は宿泊するホテルに戻るので延岡駅までの切符を購入しましたが、宮崎空港までの切符を購入されるお客さんもいました。宗太郎駅を見学して空港から住んでいる所へ帰るのかと思いますがまだ早朝なので私はその発想は無かったです。私自身はこの日の夜に宮崎空港から帰りますがそれまでは県内を観光する予定です。
帰りは見える範囲でお客さんが事前に2人居て宗太郎駅からの3人含めて5名でした。奥がグリーン車のようでしたが行って良いのか良く分からず皆さんといるエリアに座ってました。
お隣の市棚駅で再び宮崎県に入りました。トンネルが多いので注意深く見てましたがどこが県境なのか分かりませんでした。
直前まで山間の宗太郎駅を見学していたので比較すると普通の駅に見えて来るのが不思議ですw。
山間の景色を見ながら徐々に山から降りてくる感じになります。とても綺麗な田園風景を見る事も出来ました。
続けて北川駅に到着しましたが、ここでなんと!乗車してくるお客さんが居ました!これは正直驚きましたね。この駅までどの程度歩いて来られたのか分かりませんが、余計なお世話とは思いつつ色々と考えてしまいました。万が一寝坊してこの電車に乗車出来なかったらどうするのかなとか、帰りはどうやって帰るのかなとか想像してしまいます。恐らく帰りはご家族に送って貰うのかと思いますが地方での生活も大変だなと感じます。
徐々に山から降りて来て視界も開けて来た感じになります。この辺りは区分的には延岡市だと思いますがとても長閑な雰囲気です。快適な特急電車のシートで朝のひと時をのんびり景色を見ながら過ごしました。
続けて日向長井駅です。少しずつですが駅周辺に家が増えて来ました。行きは家が少ないなと思いましたが宗太郎駅から幾つかの駅を見ていくと行きとはこの辺りの印象も変わって来るから不思議です。
折角なのでデッキに来て見ました。後ろの車両へは行けないようになってましてデッキにはスペースがありここで過ごす事も可能な形になってますが椅子がある訳では無いので長居するのは難しいかも知れません。
北延岡駅に来ました。事前の予想では延岡駅横のこの駅からもしかして乗車して来るお客さんが居るかも、、、と考えてたのですが居ませんでしたw。この次は終点の延岡駅です。
延岡駅に近くなると家が増えて街の雰囲気が出て来ますが、それも到着近くになってからなので北延岡駅から暫くは長閑な雰囲気で本当にこの次は延岡駅なのかな?と言う感じでした。
そして延岡駅に到着です。宗太郎駅の見学と往復で1時間30分くらいの旅でしたが宗太郎駅を経験する事が出来て良かったです。電車で行って帰って来るだけですけどねw。
行き帰りの特急車両はとても快適でした。乗車券だけで片道30分強の乗車が出来るのでとても良かったです。人も少なく静かで快適な電車旅でしたのでなかなか延岡まで県外から行く事は無いと思いますが機会があれば是非宗太郎駅に行って見て下さい。ちょっとした冒険を感じるかもです。
当日はまだ西九州新幹線のデビュー前でした。延岡の人は関心無さそうに思えますが実際はどうなのでしょう?ここからこの新幹線に乗車しようと思うとそこまで行くのが大変です。
と言う事でこの後はホテルに戻って軽く事前に購入していたパンを食べて身支度して県内を観光しますがその様子は順次ブログしたいと思います。
一連の様子は動画にもしてますので合わせてご覧下さい。