JR中央本線の高尾駅から青春18きっぷで韮崎駅まで来た続きです。
と言う事で韮崎駅前のロータリーです。ウィークエンド朝の9時台と言う事で静かな駅前でした。東京で桜が既に終わってたのですが韮崎駅前で桜を再び見れたのでお隣の県とは言えやはり違うんだなと思いましたね。
ロータリー横にあるビル内に観光案内所があって今回お目当ての日帰り温泉施設「増富の湯」の案内がありました。バスの時刻表も忘れずに頂きました。今回はこの温泉へ行く為にバスの時間に合わせて韮崎駅まで青春18きっぷで来たのでした。
バス停の前でバスが来るまで待ちます。並んでいる人はいなくてまさか貸切?!と言う感じです。
出発時間の少し前にバスがやって来ました。結局4人のお客さんでして私含め2名は観光客で残り2名は地元の人っぽい感じです。このバスで終点の増富温泉郷まで行きます。
いよいよ出発です。韮崎駅から約1時間程のバス旅なのでかなり山の上へ行く感じになりそうです。最初は愛車で増富温泉郷まで行く事を考えたのですが3月の山梨県と言う事で雪が残っていたりすると困るなと思い青春18きっぷとバスで行く事にしたのですが雪は全く無かったです。山梨県は温泉が至る所にあるので車で行くのが王道かも知れません。しかし温泉でのんびりと寛いだ後に集中力を高めながら高速道路に乗って帰る、しかも渋滞の名所の区間もあるので車で行くのが悩ましい限りです。一方で公共交通機関で行くと時刻表を見てそれに合わせて行けば乗車するだけなので特に帰りは楽なのもあります。しかも中央高速の渋滞を横目に電車だと渋滞はありません。普通電車だと座れない可能性はあるかも知れませんがw、、。
最初は韮崎市内の町中を進みます。韮崎駅前にはすき家のようなお店は皆無ですが、車社会なので幹線道路沿いにはお店がやはり多くあります。
少しずつ登りながら進んで行くと途中からは増富温泉郷まで一本道のようでして淡々とバスが進んで行きます。それと同時に標高も上がってきて家も少なくなりバスからの景色も変わって来ました。
トンネルも途中からはかなり通りました。韮崎駅から約1時間の乗車なのでかなり山の中へ進むのかなと思ってましたがその通りの展開になってます。
大型のバスですが道が段々細くなって来ました。
山道をくねくねと坂を登りながら進みます。これから通る道を見ても結構急な坂道を進んでいるのが分かりました。雪も無かったので愛車で来たかったなw、、。
途中では景色の良い所も何箇所かありました。ずっと坂を登ってきてこうして景色を見ると随分と上まで来ていたんだなと実感します。既に地元客っぽいお客さんはかなり以前に降りて私ともう一人の観光客のみとなりました。この辺りは既にフリー区間でどこでもバスで降りる事が出来ますがここまで来ると終点まで行くのかなと雰囲気的に分かります。
増富温泉郷に入って来ました。道も狭いので対向車が来たら大丈夫なのかなと少しハラハラしました。自分の車で来たとしてもすれ違うのは困りそうな道の細さですがバスの運転手さんは慣れているのか平然と運転し続けてます。そして意外にも温泉郷の入口で地元の年配の人がバスに乗車して来ました。近い距離でも車を使わずバスを利用してました。地元の人が少しでも公共交通機関を利用している姿を見るのは何だか嬉しい感じです。
温泉郷の入口から乗車したお客さんは「増富の湯」へ行く道の所で運転手さんに声をかけて降りて行きました。私と同じ日帰り温泉へ行くようです。バス停の終点はすぐ先なので私は終点までそのまま乗車しました。
そして終点の増富温泉郷に到着です。約1時間の運転は道も細くて大変だったと思いますが運転手さんには仕事とは言えお疲れ様でしたと言いたかったです。かなり山奥まで来ましたがここでも雪は全く無かったので愛車でも来れたかなと思いましたがそれは結果論ですね。折り返しで韮崎駅行きになりますが数人バスを待っているお客さんがいました。私は日帰り温泉に行きますが宿泊施設もあるのでそこで宿泊されてチェックアウトしたお客さんかと思います。
日帰り温泉施設とは逆方向に奥へ進むと温泉宿がありました。この増富温泉郷は広くは無いので温泉宿も数軒あるのみです。逆に人も少ないと思うのでのんびりと出来そうですね。混雑して芋洗い状態だとリラックスしに来ているのに全然リラックス出来なくて何しに来ているのか分からなると本末転倒です。
バス停に戻って日帰り温泉施設に歩いて行きます。バス停近くには食事処もありました。日帰り温泉施設が食事処を休止しているようでしたので帰りに寄って見ようと思います。
日帰り温泉施設「増富の湯」の案内を見ながら歩きます。バス停から数分のようで天気も良かった為、綺麗な空気を吸いながら気持ち良く歩いてました。
駐車場に到着です。車の台数が少ないので混雑して無さそうで一安心です。この時は午前10時台なので混雑はしてないだろうと思ってましたがもう少し車は有るかなと予想はしてましたので少々意外な感じです。
そして今回の目的地で有る日帰り温泉施設の「増富の湯」に到着です。温泉施設らしい建物で雰囲気があります。
増富温泉郷は武田信玄の時代から負傷した兵を療養させたとされている温泉郷でとても長い歴史があります。大正時代にはラジウムの効能が宣伝されてからは「ラジウム温泉」として増富温泉郷は知られてます。その温泉郷の中にある唯一の日帰り温泉施設がこちらの「増富の湯」となります。
標高は1026メートルとの事です。こんなに高い場所に来ているとは全く思いませんでした。韮崎駅はネットで調べると350メートルとの事でしたのでバスで随分と上がって来た事を改めて実感しました。本当にこんなに高い場所まで来ているとは予想外でした。
入浴料の830円を支払った際に署名をお願いされました。急遽ここへ来た理由はこの為でした。元々は暖かい時期になって雪の心配が全くなくなったら車で来ようと思ってましたがそれだとダメな事が分かったのです。
何が起きたのかと言うと3月初旬に北杜市から4月からの休業を突然言われて休業が決まったそうです。聞くと建物は市が所有しているそうでして委託された業者さんがここでスタッフとして働かれているようです。老朽化の為に急遽休業に決まったと突然市から連絡があったそうでして働かれている方も余りの突然ぶりに困惑されていたようでした。突然休業が決まったので市の予算も確保してなく再開の時期が全く見えてないので市長への署名を集めていたようです。そのような経緯をたまたま知って今回急遽来たのでした。
今ネットで調べると2025年4月からの再開を目指すような記事を見ましたが予算確保して無かったのでかなり先になったのでしょうね。市のやり方も問題だと思います。老朽化で休業をするのであればもっと事前に従業員や温泉郷の人々に説明して予算を確保して再開の目処を説明するなどして行えば良いのではと思うのですが、地元の人を敵に回すようなやり方は宜しくないと思います。
中の建物はそんなに老朽化しているようには見えませんでした。まだこの時点では10時台ですが早速ラジウム温泉へ入りました。温泉に入ると確かに老朽化が進んでいるなと言うのは正直感じました。温泉は25度から37度までの4種類ありましたが、サウナがコロナ禍で使えなかったので行ったのは3月と言う事もあり低い温度の温泉には長くは入られませんでした。サウナが動いているか暖かい時期に行くと良い温泉なのかなと言う印象です。色々な温泉があり利用しているお客さんも皆さんマナーを守って静かに入っていたのでとてもリラックスしました。温い温度なので何も考えず温泉に長く浸かって寛いでました。日帰りで来て直ぐに何かが変わる訳では無いですが、今まで利用した温泉とはとても異なるタイプの温泉でして不思議な経験をする事が出来ました。繰り返しますがもう少し暖かい時期かサウナが使える時に来て見たいと思ったので2025年に復活したらまた時期を考えて来て見たいなと思いました。
温い温泉でしたので長くいた事もあり帰りのバスの時間を頭に入れつつのんびりと過ごしてしまいました。次の来る時にはどんな感じになっているのか分かりませんが帰る前に今の建物を目に焼き付けてから増富の湯を後にしました。
温泉を出た時にはお昼を大幅に過ぎてました。この後は食事しながら東京へ帰りますがその様子は次回で。
ここまでの様子は動画にもしてますので合わせてご覧下さい。